作品内容
あらすじ
ここは夢…
夢のはずなのに…
音も…香りも…手触りも…
感じる全てがうつつそのもの
目を閉じても
耳を塞いでも
息を止めても
舌を噛んでも
五感は鋭く研ぎ澄まされ
夢から逃れるすべはなし
安堵の夜明けは訪れる?
覚めない悪夢はいつ終わる?
被食抵抗ADV
・舞台と物語
気づくと見知らぬ礼拝堂
人間を餌にする「夢魔」に追われ 衰弱した朝を迎える少年
日に日に枯れ朽ち 失う命
続く悪夢に果てはなく 今宵も無情の逢瀬を重ねます
・物語の進行
悪夢を脱するすべを求めて
夢とうつつを交互に渡ります
積み重ねられた知識の光は
終わらぬ夜を照らすでしょうか
・待ち受ける罠
礼拝堂は夢魔の領域
餌を捕らえて逃さぬ監獄です
見つからないよう立ち回り
出口であるエントランスを目指します
・被食抵抗
甘い言葉には耳をふさぐ
艶やかなしぐさは目をそらす
悠長にすれば吸われます
択を誤れば搾られます
運が悪ければ嫐られます
誘いに負ければ啜られます
・数日に渡る追走劇
対峙の途中で一夜明かしても
安堵はつかの間 次なる夜も夢魔の食事は続きます
起きては対抗手段を模索し
備わる全てで夢魔に抗います
・餌の適正
被食の抵抗能力の延ばし方は多様です
考えなしに進めれば夢魔に敵わず無残に餌とされるでしょう
・被食抵抗は無情無慈悲
一度吸われると夢魔は活気づき
少年は憔悴
吸い取られれば更に吸われます
少年は所詮エサであることを忘れさせません
・いつも少年の心を
夢魔が狙ったのは無垢な少年
その心うちは真っ白です
夢魔に穢されないそのあいだは…