男性受け

主人公・エルは、王国の神託によって選ばれし、”神子の勇者”の一人。 魔王討伐の旅を一人往く、最強の勇者と呼び声高い少年である。 どんな強敵が相手でもものともしない彼は、 人類の期待に応え、すぐにでも魔王を倒すであろうと、思われたが――…… そんな彼に次々と立ちふさがるのは、よりにもよって…… ろくに戦ったことすらない、弱くてかわいい妖女たち。 本来であれば歯牙にもかけないザコ敵の数々……。 迷わず退治するか?　あるいは情けをかけて見逃してやるか? それとも――魔が差して、わざと敗けてみる……?

人類と魔族が戦争している世界のお話 開戦当初、魔族は人間を誘惑し戦況を優位に進めていた。 誘惑する魔族達に人間は一人また一人と依存していき人類軍の敗北は必至と思われていたが 人類は性欲を無くす禁断の魔術を開発・運用をした為、人類軍の戦況は回復した。 しかし人類軍は深刻な兵士不足に陥り、戦線を維持する為に前線兵士の補充に追われていた。 そして軍への円滑な徴兵を実現するために「搾精徴兵官」が発足した。 搾精徴兵官の役割は前線へ送る兵士の選定と性欲の没収、つまりは「搾精」をすること。 搾精徴兵官は魔族に誘惑されない兵士を作り出すスペシャリストだ。 これはそんな激動の時代に生まれた、搾精徴兵されたくない少年のお話。